足についていたのは○○
今日はお昼に大好きなニンニクをたくさん食べたので、とても幸せです。
ウサギの肉と一緒にいただきました。
おかげで強烈なにおいが、私のまわりにただよっていると思います。
(´▽`*)(´▽`*)(´▽`*)
さてさて本題は、パートナーの足に何かが付いていた!という話です。
そう、ちぃーーーーさくて、目をよく凝らさないと見えないくらいの大きさの、
何か黒いものが、彼の右足の膝の内側に、しっかりとくっついていました。
その時彼は言いました。
「うそだろーーーーーー!昨日話してたアレだよアレーーーーー!やばいよ、勘弁してよ!」
とパニック状態。
その時私はまだよく見てなくて、
「ははぁん、また大げさに。そんなわけないでしょ。」という気持ち。
”昨日話してたあれ” とは、
ライム病の事です。
その日の前夜の事、
ユーロカップを一緒に観戦するために、友人一同集まっていたのですが、そのうちの一人が家族のことを話し始めました。
「うちの兄貴ライム病になってから相変わらずだよ。体調の変化が激しくて、外にもでられない。」
そう、ライム病とはボレリアという菌をもつダニに刺されることにより発症する病気で、疲れやすさ、発熱、筋肉痛、頸部通などインフルエンザに似た症状を伴うなどし、感染を放置すると慢性の髄膜炎、視神経萎縮、大関節の腫脹を伴う慢性関節炎が見られるなど、、、、、などなど、とにかく恐ろしい病気なんだそう。
かの有名なアヴリル・ラヴィーンもライム病にかかっており、5カ月間も寝たきりになっていたとか。
そんな恐ろしい病気を、あの目に見えるか見えないかのちぃーーーーーさなダニが引き起こすなんて。
慌てる彼に促されよく見てみると、本当だ。いる。。。
キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(´゚д゚`)。。。。。
ちゃんとその小さい黒い粒から足が生えていて、頭をめり込ませる形で、
彼の足にしっかりくいこんでいました。。。
喰いつくなんて可愛いもんじゃなく、喰いこんでいました。
たしかに私達、家の近くの森を抜けて買い物にいくことがあるから、その時についてきたのかも。
大慌ての私達。
とりあえず取った方がいいよね、ということで特別なピンセットを買いに薬局へ。
特別なピンセットとは、ダニをつぶさずにとるための特殊な形をしたピンセットのこと。(正直こんなの意味あるの?なんて代物でしたが。。。)
(ちなみになぜ皮膚科にいかないのか。フランスは色々厄介なんですね。保健の制度のためなのか、まずはかかりつけのお医者さんに会わないといけないらしいんです。それも、予約がその日のうちにとれるかもわからない。しかもしかも、彼はたまたま別の件で、当日朝、かかりつけのお医者さんに会ったばかりだったのです。)
帰宅後、慎重にダニ取り作戦を開始した彼。
・・・
・・・
・・・とれない
・・・・・・・とれない
1時間ほど、そのへんなカタチのピンセットで格闘していたのですが、ダニが小さすぎてピンセットに引っかからず、とれない模様。
私も何にもしてあげられず、もやもやしながらインターネットでダニの取り方を調べていました。
すると「ダニに酢をつけると自分から逃げる」とか「バセリンで窒息させると勝手にはずれる」とか、そんな記事をいくつも見つけました。日本語で。
なので、「ねぇねぇ、本当かわからないからフランス語でも調べてみて。でも酢が効果的とか、バセリンが一番とか書いてあるよ!」と一言。
すると「よし酢だ、酢だ。」といって、コットンに酢をつけダニの上にかぶせました。
でも1時間の格闘の後で疲れ切り、早く結果をしりたい彼。
しばらくそうしていなよ、ということも聞かず、ちらちら、ちらちらと動かす彼。
そこで私は「そんな動かすんならバセリンのがいいかも。塗ってみよ」
といってバセリンをダニの上から厚塗り。
さすがに彼も黙って、そのまま30分放置。
その後バセリンをシャワーで流し、足を見せて言う彼。
「取れてないよ。怒」
いやいや、窒息させて殺すだけだから、自分で抜かなきゃ。
そしてなんとか普通のピンセットで(特別なピンセット買った意味ない)キレイに取ることに成功。
しかし調べれば調べるほどこわい病気。
ライム病だけでなく、SFTSなんて高確率で死ぬウイルスもあったり。
しかも彼が改めて調べたところ、(自分でも調べてっていったのに。)
絶対にやってはいけないダニ取りの方法
1. 火で焼く
2.指で無理やり取ろうとする
3.バセリンなどで窒息死させる
という記事を見つけたらしく、猛烈に怒っていました。
「やっちゃだめって書いてあるじゃーーーーーん!やばいよー!窒息して苦しくなると体液を注入してくるってーーーーー!俺感染したよーーーーーー!」
と。
はぁ、もうどうすることもできないよーーーーー。。。
私も途方に暮れてしまいました。
とりあえず今度お医者さんにみてもらう予定の彼。
皮膚科までたどり着けるかわからないけど、とにかく適切な処置をしてもらうのも願うばかり。
ちなみに「なんか肩の周りと脚が痛い。」と言ったり、少し咳をしていたり、だるそうな顔をしていたり。。。
もし感染してても、感染初期の初期だけど、こんな症状でることあるんだろうか。
なんともありませんよに。
皆さんも特に夏場、よく気を付けてくださいね。
山や森に行かれる際は特に。長そで長ズボン、帽子を被るなどして予防するのが一番です。
今日はそんなお話でした😖