Chokopain Time

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マックポテトをくわえてぶんぶんさせる男

本当はこの回に別の悪夢の話を書こうと思っていたのですが、ちょっと違う話。

 

 

今テーブルのななめ前で、立ったままキーボードを叩くパートナーの姿をみていました。二人で家じゅうの掃除をしようと、数日前から言っているのに実行しなかった私達。今朝も、「今日の午後にはやろう!」と言っていたのに、やっていません。

 

というわけで「ねぇ、掃除しようよ!」と言ったら、「そうだね、うん、このメールだけ送信してから!」と言って、立ったままキーボードを打ち始めたわけです。

 

この人いつも、長いんですよね。何事も。笑

THE 完璧主義 なところがありまして。

ま、いつもじゃないんですけどね。食器の片付けとか、適当なんですけどね。笑

 

あ、今座りました。なんで立ってるのかとようやく自問したようです。

 

そう、彼をぼーっと見ていて色んな思いがめぐりました。

彼は理系でもないし、プログラミングなど学んだわけではないのですが、自分でウェブサイトを一から作っています。

かれこれ一年近く。(そう、完璧主義なので、ゆっくりです。)

これからSEOを本気でやるような段階なのですが、先日ようやく公開したそのサイトが、一日で訪問者数が600いくついったらしく、すごい!という話をしておりました。

 

そんなことを考えていたら、「インターネット社会はこの10年、20年でものすごい進化をしたよなー。」という考えに至りました。

 

 

そして、ふと、思い出したことがあったんです。

 

そう、あの中学生の日々。

 

仲の良い友人が「Mixi知ってる?」と言い出し、勧められるままに始めた私。

よく覚えていないのですが、あるコミュニティをきっかけに仲良くなった人がいたんです。

特にその人がアップしていたクッキーモンスターのキーカバーが妙にかわいく見えて、可愛いですね!なんていったら、あげるよ。という話になり。

 

初めて味わう、インターネットを通じた妙な感情。

幾度もやり取りを繰り返すうちに、思春期の私は若干その人に恋をしていたんです。

顔も見たことのないその人に。

 

「あげるよ。」つまり「渡すために会いに行くよ。お茶でもしよう。」という話になりました。

 

隣の県に住んでいて、車で来る、とのことでした。

 

私はもう、ドキドキしていましたから、家族にばれない程度に何気なくオシャレをして、待ち合わせの駅前に向かいました。

少しは「大丈夫かな。」という思いもありましたが、まぁこれだけやり取りした人だから大丈夫だろう、なんて思って、会いに行きました。

 

駅の前に停まっている一台の車。

あ、この車にちがいない、そう思いました。

 

そして、降りてきた少し大柄の人の顔を見て、固まり   ました。

 

漫画みたいなお顔をされていたからです。

まん丸のお顔に、まん丸のお鼻、ちょっとお肉に埋もれたお目め。

 

あ、、、この、、人、、、な、、、のね

 

 

もうお互いにお互いのことが分かってしまいましたから、逃げるわけにもいかず、

本当に怖かったのですが車に乗りこみました。

 

ただでさえ、男の人といるところを地元の誰にも目撃されたくないのに、

相手は、まん丸さん。

 

助手席にあさ~く座って、なるべくフロントガラスから私の姿が見えないように努めました。

 

そしてまずその人に連れていかれたのは、県立公園。

そこでベンチに座り、少しだけ話をしました。

 

明らかに私の態度は、Mixiでやり取りをしていた時の態度とは違うであろうに、その人は特に何も言わず、思い出したかのように「あ、キーカバー」と言ってクッキーモンスターのキーカバーをポケット取り出しました。

 

「ありがどうございます。」と受け取りうつむく私。

 

そして話に花が咲くこともなく、車に戻り、次に連れていかれたのがマクドナルド。

 

私は飲み物だけ頼み、その人はビックマックセットを頼みました。

 

むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ

 

本当にひきました。

ごめんなさい、勝手な妄想で描いていたイメージとギャップがありすぎて、私はもう泣きそうでした。

 

そして極め付けがこれでした。

ポテトを口にくわえてぶんぶんさせながら「食べる?」。。。

 

もう無理~!!!!!!!!!!!

 

でした。

 

そんな中学時代の思い出。

 

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本当に幸いだったのは、その人が悪い人ではなかったということ。

 

 

恐ろしいですよね、中学生の女の子が、10個も年上の知らない男性に会いに行く。

 

その人は何も悪いことをしませんでした。

でも、何があってもおかしくない状況です。

車でどこに連れていかれたかだってわかりません。

 

 

実は私それだけではなくて、

通っていた美容室のアシスタントの人(当時21歳)に告白されてその人の家に遊びに行ったり、Mixiで出逢った別の人のサッカーの試合を見に行ったり、と

 

学校では清純ぶっておきながら、思春期真っ盛りで興味津々で、そんな危険な行動をしていました。

 

運よく、そのうちの誰も私にいたずらをすることはありませんでしたが。

 

インターネットの進化を考えていて思い出した、そんな変な思い出。

ただの思い出で良かった。

 

今どきの中学生、小学生、いや高校生も、

どんな危険があるかなんて予測できない年齢の子たちには、

周りの大人がしっかり注意を払わなければいけないな、と、

思ったわけであります。

 

おばかな私。何もなくてよかったね。ちゃんちゃん